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No.132 保育士も”独立”できる!

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保育士の独立という話はあまり耳慣れないかも知れませんが、保育士は保育園だけが職場というわけではありません。世の中には、フリーランスとして保育の仕事に関わっている方も大勢います。今回は、保育士の独立について見てまいりましょう。

保育士とは?

ひと昔前までは、「保母」さんや「保父」さんと呼ばれた時代もありましたが、今では児童福祉法第18条で”登録を受け、保育士の名称を用いて専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行う事を業とする者”と規定されています。

保育士の職場は、実に幅広く存在するという事はあまり知られていないかも知れません。例えば児童養護施設・知的障害児施設・盲ろうあ児施設・母子生活支援施設などなど、他にも多くの職場があります。保育士の職場=保育園と考えがちですがこれは認識不足と言えそうです。

保育士の資格を取得する方法は大きく3つに分けられます。

  • 高校卒業後、短大・大学・専修学校などの保育士養成機関に入学し、単位を所定分取得して卒業する方法。
  • 短期大学・大学の通信教育並びに夜間を受け、所定の単位を取得し卒業する方法。
  • 都道府県が実施する保育士資格試験に合格する方法。

以上の3つの方法で、国家資格である保育士の資格を得る事ができます。

保育士は平成13年の児童福祉法の一部改正により、平成15年よりこの法律が施行された事を受けて国家資格となりました。

フリーランスの保育士とは

保育園などから独立して、新たな職を得て働くフリーランスの保育士とは、具体的にはどのような活動をし、収入などはどうなのでしょうか。独立して働く上でのデメリットやメリットなどを見てみましょう。

フリーランスの保育士になるなら

  • 離職して独立する。
  • 個人事業主として開業届を提出し所得税の青色申告承認の申請手続きをする。
  • 国民年金と国民健康保険へ加入する。
  • 個人事業主として派遣会社などに登録などを行う。

以上の手続きを経て、保育士として独立する事ができます。

フリーランスの保育士の仕事

フリーランスになっても、働く場所として最も多いのはやはり保育園です。派遣されて保育園で仕事をする場合は、クラスの担任などは行いません。主に職員の数が少なく人手が足りない時に、サポートとして事務的な業務を受け持つなど、補助的な役割が多い事が特徴です。

保育園で働く以外に、ベビーシッターの需要も多くあります。ベビーシッターが預かれる子どもの年齢は0歳から12歳までと幅広いので、色々な年齢の子どもと接しながら自身のスキルアップも図れます。

独立する事によりスケジュール管理も自身で行えるので、比較的自由な日程で仕事ができます。これはプライベートな時間が作りやすいという事につながります。また、人間関係という最もメンタルな部分でもストレスは最小限に収まるでしょう。

その反面、”収入が安定しにくい”、”責任が重くなる”といったデメリットも存在しますが、何かを得るためにはそれなりの覚悟も必要だと言えそうです。

■まとめ
独立するという事は、個人事業主になるという事です。フリーランスといえども、保育士の仕事には重い責任がある事には変わりありません。保育士の自覚をしっかり持ち続ける事は、保育士としての最低限のルールではないでしょうか。
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