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No.85 保育士が園内を消毒する際に生かせるポイント

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園児が健康で安全に過ごせるように見守るのが、保育士の大きな役割です。そして、ウイルスへの感染対策は毎日行う必要があります。今回は、園内における消毒のポイントについて説明していきます。参考にしていただけたら嬉しいです。

子ども達が罹患しやすい感染症の種類とは

今ではコロナウイルスが主に取り上げられていますが、子ども達が罹患しやすい感染症は他にも数えきれない程の種類があります。例えば、麻疹・風疹・水疱瘡・おたふく風邪・百日咳・インフルエンザ・結膜炎・胃腸炎・リンゴ病・頭虱などがあります。子ども達は興味本位であちこち手で触れたり、その手を口に入れたりするので、園内の消毒は欠かせません。

消毒の定義

「消毒」とは、空気・飛沫・接触などといった様々な経路で感染する細菌やウイルスなどを、消毒剤や洗剤などを使用して死滅・除去する作業のことを言います。保育園でよく使用されている消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウムやエタノールなどです。消毒も大切ですが、粘土または砂場遊びやトイレの後、それから散歩後にはきちんと手洗い(約30秒間液体石鹸で洗う)をし、感染経路を遮断して下さい。

消毒を行う場所について

園児達が過ごす部屋はもちろん、園内には様々な遊具や日常品(哺乳瓶・オマル・歯ブラシ・おもちゃ・テーブル・椅子・文房具類など)があります。また、みんながよく触れるドアノブや手すりも忘れないようにしましょう。それから、沐浴室やトイレ、床なども毎日隅々まで余すところなく消毒を行う必要があります。特に排泄や嘔吐、それからケガによる出血により汚染した部分は、すぐに消毒しましょう。

◎消毒方法について
床は、箒やモップでホコリを取り除き、汚染した部分があれば中性洗剤で洗い流して下さい。プラスチックのおもちゃの場合は、アルコールや中性洗剤を用いて洗浄し、水で洗い流します。布性のおもちゃの場合は、洗濯機で洗浄するか、次亜塩素酸ナトリウムに浸して下さい。哺乳瓶も中性洗剤と水で綺麗に洗浄した後、清潔な場所に保管するようにしましょう。

日光を利用した消毒について

マットやおもちゃなどの中には、洗浄出来ないものもあります。そんな時には、軽く布で汚れを拭き取った後、日光を利用して消毒を行うと良いでしょう。日光は、ダニやウイルスなどを死滅させる力があります。つまり、日光は自然の消毒剤なのです。最適な時間帯は、紫外線が強くなる10時〜14時の間です。

プールの消毒について

夏が訪れると、水遊びとしてプールを使用します。遊離残留塩素濃度が0.4mg/l〜1mg/lになっているか、使用する前に確認して下さい。プールは、共用スペースなので、定期的に水質の検査を行いましょう。濃度が足りない場合には、消毒剤を追加して下さい。

手指消毒の正しいやり方について

手指消毒も、毎日こまめに行いましょう。手が濡れているなどや汚れている際には、消毒の効果は得られません。十分に乾燥している時が適切です。濃度が70%以上のエタノールを約3〜5ml(スプレータイプはワンプッシュ、ジェルタイプはツープッシュ)手に取って、約15秒間擦り込んで下さい。消毒後はペーパーやハンカチで拭かず、自然に乾燥させましょう。

■まとめ
普段から園内を清掃・消毒することで、園児達をウイルスなどから守ることが出来ます。それぞれの性質に適した消毒剤を使用して下さい。特に手すりやおもちゃなどのようなよく触れるものに関しては、定期的に根気よく消毒を行うことが大切です。
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