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No.96 保育士のキャリアアップ研修制度とは何か?

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平成29年4月1日付けで厚生労働省は、保育士としてキャリアアップができる研修制度のガイドラインを策定しました。これにより保育士は、昇進や待遇の改善がしやすくなったのです。今回はその制度の内容について解説いたします。

「保育士等キャリアアップ研修」とは?

政府が保育士等の処遇を改善するために行った取り組みの一環で具体的な施策は、平成29年4月1日付けで厚生労働省が策定しました。従来は、キャリアアップが難しく、統計上離職率も高かった保育士等の昇進や給与アップを狙ったのです。
これにより、保育士の職場には「職務分野別リーダー」「専任リーダー」、そして園や法人毎に名称は異なるものの「副主任保育士」という3つの役職が追加されました。つまりこれらの役職に昇進してもらうという形で、保育士のキャリアアップが図られたのです。

研修内容

研修は、全部で8分野に分かれており、1つ当たりの受講時間は15時間以上となっていて、2~3日をかけて受ける形になります。少ない量とは言えませんが、研修を受けることにより、給与水準の向上を望むことができます。
8分野はそれぞれ「乳児保育」「幼児保育」「障害児保育」「食育・アレルギー対応」「保健衛生・安全対策」「保護者支援・子育て支援」「マネジメント研修」「保育実践研修」となっており、専門的な知識を身に付ける機会としても機能しています。

研修を受けるための条件

保育士であるならば誰でも受けることができるというわけではなく、受講するためには一定の条件が必要になります。上記した3つの役職ごとにその内容は異なりますが、概ねは実務経験と実際の科目を受講するというものです。
例えば、職務分野別リーダーであれば、1つの科目を修了するごとに一定額の手当が給与に付与されます。このように明確な数字としての指針が設けられているのは、モチベーションの向上もアップさせる狙いがあるためです。

研修を受けるメリット

研修は、そもそも保育士の処遇を改善するために設けられたものであり、最大のメリットはそこにあります。しかし同時に、最先端のカリキュラムを受講することができるので、保育の現場での幅広い活躍を期待することができます。
それはひいては受け持つ子どものためになり、まさにWin-Winと言える制度となっています。しかしながら大前提となるのは、当事者である子ども達であることを決して忘れてはなりません。
この制度自体の認知度が高いとは言えませんが、現場の方もあるいは就職・転職を考えている方も、是非研修を1つのモチベーションとして保育士としてのキャリアアップを目指してみてください。

■まとめ
保育士のキャリアアップ研修について説明いたしました。保育現場での待遇は改善され、キャリアアップもしやすくなりました。従って、職種としてもより安定したわけですから、就職・転職を考えている方は、選択肢の1つとして十分に有益であると言えます。
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