1. ほいくしジョブHOME
  2. » 保育士専門 お悩み解決コラム
  3. » 子どもの成長を助ける保育士の声掛けの大切さ

No.14 子どもの成長を助ける保育士の声掛けの大切さ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「三つ子の魂百まで」という言葉がありますが、保育園で預かるお子さんはまさにその成長に必要な最初の段階で、保育士はその貴重な時間に携わる大切なお仕事です。この記事では、保育士の「声掛け」に着目していきたいと思います。

声掛けのポイント

保育のお仕事は、預かったお子さんが安全に安心して活動できるように配慮した「養護」の面と、発達段階に応じて教育する「保育」の両面を兼ね備えています。その中で、子どもたちへの声掛けは大切なポイントです。
声掛けの時に気を付けたいのが、子どもたちにどのような言葉で語りかけるかです。
成長段階の子どもたちは、とてもデリケートです。掛ける言葉は「自己肯定感」を伸ばすものであるよう、心掛けて行くことが重要です。
「自己肯定感」は自分の存在価値を認めることで、自己肯定感が強い人は、弱さも含めて自分を受け入れることが出来る人です。さらに困難にぶつかったときにも、自分を信じてチャレンジしていくことが出来ます。
これは、子どもたちがこの後社会に出ていくための重要な土台作りとなります。

自己肯定欲を高める声掛けとは?

自分を認め、何事にもチャレンジ出来る感情を養うための声掛けとしてのポイントは、褒めることにあります。子どもたちにとって「褒められる」ということは、「自分が認められている」という感覚に繋がり、それが子どもたち一人ひとりの成長において、とても重要なことになります。

◎子どもたちをほめるポイント
お着替えが自分で出来たとか、おもちゃをきちんと片付けられたなど、小さなことでも子どもたちが頑張って達成できたことは、褒めてあげましょう。どんなことでも「自分の努力が認められている」と感じることは、子どもたちの次へのステップに繋がります。

◎出来なかったことも努力の課程を認める
「スプーンを上手に使って食べたかったのにこぼしてしまった」とか、「お片付けがきちんと出来なかった」など、小さな子どもでも思うようにいかないと落ち込むものです。そこで、その努力の課程を褒めてあげることで「次はもっと頑張ろう」と、チャレンジの気持ちが生まれます。失敗を指摘するのではなく、頑張ったことを褒めてあげましょう。

子どもたちへの声掛け褒め方のコツとは?

簡単に見えますが褒め方も大事です。下記にて詳しく見てみましょう。

◎目を見て褒める
子どもたちの目線で、きちんと目を見つめて褒めてあげることで、自分が認められているということが、子どもたちにしっかりと伝わります。そのときは笑顔で語りかけることも忘れずに。

◎その子の良い部分を褒める
自分より小さい子に優しいとか、挨拶がきちんと出来るとか、大きな声で元気にお返事が出来るなどその子の持っている「良い部分」を見逃さず褒めてあげましょう。

◎出来るだけ具体的に褒める
何が良かったのか具体的に褒めることで、子どもたちは何について褒められているのか、何が良かったのかを具体的に認識できます。

■まとめ

自己肯定感の土台作りは、およそ0歳から6歳までに確立されると言われていますので、その時期に関わる保育士の役割も重要です。掛ける言葉は出来るだけ具体的に良いところを褒めてあげて、失敗してもその努力を認めて褒めてあげましょう。

お悩み解決コラムTOP

大阪府のオススメ保育士求人

正社員株式会社ポピンズホールディングス ゆうあいMキッズランド
大阪府 株式会社ポピンズホールディングス ゆうあいMキッズランド
施設保育園
働きやすさを大切にした事業所内の保育所、年間休日125日!
【募集職種:保育士】
大阪府東大阪市渋川町3-9-7
正社員株式会社ニチイ学館 ニチイキッズ堺駅前保育園
大阪府 株式会社ニチイ学館 ニチイキッズ堺駅前保育園
施設保育園
駅から徒歩5分/賞与2回、研修有り
【募集職種:保育士】
大阪府堺市堺区竜神橋町2-3-1
正社員株式会社パソナフォスター 大阪大学まちかね保育園
大阪府 株式会社パソナフォスター 大阪大学まちかね保育園
施設保育園
大手法人で安心♪大阪大学まちかね保育園の求人です!
【募集職種:保育士】
大阪府豊中市待兼山町1-18-3(大阪大学豊中キャンパス内)

おすすめコラム

良い声かけをして園児の心に肯定的な言葉を溜めてあげよう!
No.63 良い声かけをして園児の心に肯定的な言葉を溜めてあげよう!

保育士の方は「教育」と「養護」を担って園児に接していると思います。成長という言葉を中心に保育士並びに、保護者・同僚保育士・園児同士が関わっていきます。今回保育士の声かけという面からどのように園児に声をかければいいのかを考えましょう。

続きを読む
保育士の休みの日の過ごし方
No.218 保育士の休みの日の過ごし方

保育士の仕事は、体力・精神的にも負担が大きく疲れが蓄積しやすい職業です。そのため、休日の過ごし方が仕事のモチベーションや健康維持に大きく影響します。しっかりとリフレッシュしながら、次の仕事に備えるための休日の過ごし方について紹介します。

続きを読む
保育士として認識しておきたい「おやつ」の意義
No.52 保育士として認識しておきたい「おやつ」の意義

園児たちにとって保育園や幼稚園での楽しみの1つとなっている「おやつ」の時間。それは単なる楽しみとしての意味合いのみならず、それ以上の意義に基づいて設けられています。保育士として把握しておきたいおやつの役割について、見ていきたいと思います。

続きを読む
保育士が避けるべきNG行動
No.192 保育士が避けるべきNG行動

保育士は子どもたちの健やかな成長をサポートし、安全な環境での生活を提供する重要な役割を果たします。しかし、時には誤った行動が子どもたちや職場に悪影響を及ぼすことがあります。今回は、保育士が避けるべきNG行動についてご紹介します。

続きを読む
保育士になる前に知っておきたい業務内容
No.177 保育士になる前に知っておきたい業務内容

保育士は子どもたちの健やかな成長を支え、安心して遊びながら学ぶ場を提供する重要な役割を果たしています。今回は、保育士になる前に知っておくべき業務内容について、以下で詳しく解説します。

続きを読む
保育士と法律の関係からなる国家資格の定め
No.26 保育士と法律の関係からなる国家資格の定め

保育士とは乳児~小学校入学前の幼児を預かるお仕事で、保育を基本とした活動を担う国家資格を持った人たちの事を指しています。これは、児童福祉法からなる法律にも関係する事なので掘り下げて紹介しましょう。

続きを読む
理想の職場を見つける
非公開求人もご紹介できます tel
  1. »
  2. »