1. ほいくしジョブHOME
  2. » 保育士専門 お悩み解決コラム
  3. » 保育士の現状から考える、子どもと向き合う仕事の誇りと課題

No.223 保育士の現状から考える、子どもと向き合う仕事の誇りと課題

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

子どもたちの健やかな成長を支える保育士は、社会にとって欠かせない存在です。日々の保育業務には笑顔や感動がある一方で、長時間労働や人手不足、低賃金といった課題に直面しているのも現実です。本記事では、保育士の現場で今何が起きているのかを具体的に掘り下げながら、保育という仕事のやりがいや魅力、そしてこれからの働き方について考えていきます。

保育の現場で今起きていることを理解する

保育士の仕事は、単に子どもを預かるだけではありません。食事や排泄、睡眠の援助から、遊びや学びの支援、保護者対応まで、子どもの一日を丸ごと支える責任の大きな仕事です。それに加えて、行事の準備や事務作業、会議、連絡帳の記入など、勤務時間外の業務も多く、長時間労働になりがちです。
また、慢性的な人手不足も現場に重くのしかかっています。一人あたりにかかる負担が大きくなり、体力的・精神的な疲労が積み重なって離職に至るケースも少なくありません。保育士として働くことに理想ややりがいを持っていても、現実とのギャップに苦しむ声は多く聞かれます。

基本のセルフケアを大切にし、健やかな心と体を保つ

子どもたちに安心と安定を提供するには、まず自分自身が健康であることが欠かせません。睡眠や食事、適度な運動といった基本的な生活習慣を整えることは、忙しい毎日の中でも意識したいポイントです。
また、休日に趣味やリフレッシュの時間を意識的に確保することも大切です。子どもに寄り添う仕事だからこそ、自分自身の感情や気分にも丁寧に寄り添いましょう。日記をつける、アロマや音楽を取り入れる、信頼できる人に気持ちを話すなど、自分に合った方法でリセットの習慣を持つことが、日々のストレスと上手につきあう鍵になります。

子どもとの関わりから得られる深い喜びと成長

保育士という仕事には、子どもたちの成長を間近で見守ることができるという、他の仕事では得られない喜びがあります。昨日までできなかったことが今日できるようになる瞬間、一緒に笑ったり泣いたりしながら築く関係性、そして保護者からの「ありがとうございます」の言葉。そのすべてが保育士のやりがいにつながっています。
毎日同じことの繰り返しのようでいて、子どもたちは常に変化し、成長していきます。その変化に気づき、声をかけ、共に喜ぶ中で、自分自身も人間として成長していく感覚を持てることは、この仕事ならではの魅力です。

制度や環境改善の動きと今後への期待

近年、保育士の待遇改善や働き方改革に向けた取り組みも少しずつ進んでいます。一部自治体では、処遇改善手当の支給や事務作業の軽減化に取り組む園も見られるようになりました。ICT導入による業務効率化、補助スタッフの配置など、保育士の負担を減らすための工夫も増えつつあります。
しかし、こうした取り組みが全国に広がり、持続的な制度として定着するには、現場の声を政策に反映させることが必要です。保育士自身が日常の中で感じている課題や希望を伝え、社会全体で子育て支援の土台を支えていく意識が求められます。

お悩み解決コラムTOP

福岡のオススメ保育士求人

正社員株式会社ニチイ学館 ニチイキッズ福岡渡辺通保育園
福岡県 株式会社ニチイ学館 ニチイキッズ福岡渡辺通保育園
施設保育園
駅から徒歩2分/賞与2回、研修有り
【募集職種:保育士】
福岡県福岡市中央区渡辺通1-8-17 第一広隆ビル
パート
(非常勤)
学校法人博多学園 博多中央幼稚園
福岡県 学校法人博多学園 博多中央幼稚園
施設幼稚園
☆パート☆担任補助業務☆勤務時間と日数応相談です☆
【募集職種:幼稚園教諭】
福岡県福岡市東区香椎台1丁目5-22
正社員社会福祉法人千早会 若宮保育園
福岡県 社会福祉法人千早会 若宮保育園
施設保育園
賞与4.5ヶ月☆経験不問☆ブランクOK☆若宮にある保育園のご紹介♪
【募集職種:保育士】
福岡県福岡市東区若宮4-18-8

おすすめコラム

保育士に関する様々な数とは?
No.25 保育士に関する様々な数とは?

乳児(0歳児)~ 未就学(6歳児)まで保育する仕事が保育士です。養成校などに通い国家資格を取得することで、一生涯更新することなく仕事が出来ます。今回は、保育士の数に関する様々なことについて見ていきましょう。

続きを読む
保育士の土曜出勤について
No.207 保育士の土曜出勤について

保育士の業務において、土曜の出勤は多くの園で必要とされています。これは、共働き家庭やシフト勤務が増えており、週末や祝日でも保育が必要とされるためです。保育士として土曜日に出勤する際の背景やポイントについて解説します。

続きを読む
保育士不足の現状 その解決策とは?
No.112 保育士不足の現状 その解決策とは?

保育士業界の現状は、厚生労働省の2018年度の調べによると現場で活躍する保育士の数が約59万人であるのに対して、資格はあるが現場で働いていない、いわゆる潜在保育士は約95万人いることがわかっています。

続きを読む
保育士に求められる技術とは?
No.22 保育士に求められる技術とは?

保育士は子どもを預かる仕事です。そのため、専門的な知識と技術が必要です。保育士に必要な技術は、子ども達との信頼関係を築くためにはなくてはならないものです。そのような技術にはどのようなものが存在し、なぜ必要なのかをこちらでは説明しましょう。

続きを読む
保育士にも英語力は必要?求められる英語力とは
No.144 保育士にも英語力は必要?求められる英語力とは

近年、英語教育を導入している保育園の求人が増えています。しかし、求人情報にはどの程度の英語力が必要なのか明記されていないことがほとんどでしょう。そこで今回は、保育士と英語の関係について、保育士に必要な英語力と共にご紹介します。

続きを読む
多様化する保育士の役割
No.20 多様化する保育士の役割

仕事を持つ親が不在の間に子供を預かる。確かにそれも、間違いではないでしょう。しかし、それだけではありません。今回は、保育士の大切な役割について書いていきましょう。

続きを読む
理想の職場を見つける
非公開求人もご紹介できます tel
  1. »
  2. »